こんにちは経営改善への道第二回目になります。
経営改善をこうかてきに、最小の労力で最大の
結果を出すためには、まず根本的な改善ポイント
(=ウィークポイント)を的確に、明確に
絞ることが大切であります。
改善ポイントが100あったとして、その99が
対応できなくても、根本的なポイントを押さえれば
会社は何とか息を吹き返すことができます。
逆にいえば、どんなに穴だらけ、隙だらけの
会社でも、ある重要なポイントをきちんと押さえれば、
その会社は何とかやっていけるのです。
こんなに借金もあって、こんなに未払い金があるのに何で
この会社は倒産しないの?なんて会社もありました。
(答えは各々考えてみましょうwww)
さて、本題に戻りまして、改善点を明確にするのに上下左右方式
を使うと前回話しました。
今回はもう少し具体的な話をします。
前回の話では
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上下左右は以下の用に定義します。
上 = 経営に対する経営者の考え方 ≒ 人間力
下 = 経営を支える仕組み ≒ 経営力
右 = 財務力 ≒ 資金繰り
左 = 収益力 ≒ 利益
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と話しました。
特に大事なのでが、『上』であり、いわゆる経営者の
経営に対する考え方です。
一時的にあコンサルがどっぷり入り、劇的な改善を
果しても、最終的に経営者の考え方が歪んだものであれば、
その会社はまたもとの木阿弥に戻ります。
であれば最初から何もしないほうが良かったのでは?
というパターンがしばしば・・・・。
人間力は幅広い分野でありますが、特に経営者に大事な
考え方は
① 自分を犠牲にしてでも、社員を守る覚悟があるか
※お客様が一番でないのは、社員を守る覚悟があれば、
社員は何よりお客様を大事にするからです。
お客様を大事にすることが会社の繁栄につながることが
わかるからであります。
② 自己を見つめる器があるか? ・・・反省できる経営者か?
※たくさん見てきましたが、多くの経営者はトップがゆえに負けを認める
勇気が持てないケースが非常に多い。
本能的に自分の間違いを認めることが、経営を曲げてしまうと
思い込み、自己反省ができない。
そして口をそろえて『おれは素直だ、人の話に聞く耳を持っている!!』
と豪語する。
自分が認めないことに頑固である気付かない。
そしてそんな親の背中を見て、社員はみな経営者の真似をする。
(経営者と社員は親子の関係に近いので、経営者の背中を見て
真似をするケースが多いのです)
願わくは、自己見つめることに、自分を変えることに
頑固であってほしい。
③ 人の話を最後まで聞く我慢が出来るか?
※人の話にふたをする、答えを知っているから、人の話を
最後まで聞かずにふたをする。
答えは正しくても、ふたをされた部下は自発的な
考えを出さなくなり、持っている力をセーブし始めます。
④ 社員が自分の思ったように動かないことを愚痴ばかり言う。
※つまり経営者の社員に対する教育能力がない
ということを認めているということです。
そもそも社員(=自分の子供)の愚痴を言って回るような
家庭がうまく運営できるのか?ということです。
社員さんがうまく動かないときほど、自分に目を向けてほしい
ものです(=自己を見つめる力)。
という大枠ですが、もっともっと経営に対する考え方、
人に対する考え方を求められます。
経営者たるもの、経営をやっている限り求められることは
人一倍多く、理不尽なまでに気持ちを緩めることができず
夢の中でも経営をしていく覚悟が必要です。
なぜなら緩めた途端経営は傾き、多くの人に迷惑を
かけ、家族を持ったたくさんの関係者を不幸にしてしまうからです。
そこにはどんな言い訳もなく、ただひたすら経営を継続していく
ことのみを求められるからです。
上下左右でで一番大事なのが、この
『上 = 経営者の経営に対する考え方』
であります。
くどいようですが、この根本的な部分が歪んでいたら
改善事態が無駄になる可能性があります。
なかなか変わらないまでも、せめて自分を見つめる
努力をする姿勢があればそれで救われるのです。
時価は残りの下左右を紹介していきたいと思います。