経営改善のポイント
社員のみなさんが頑張ってくれたおかげで
劇的に改善した会社があります。
しかし、当のトップの考え方がなかなか変わらない。
どんなに劇的な改善をしても、どんなに良い仕組みを
構築しても中心となる経営者の考え方が歪んでいたら
最終的にその会社は元に戻ります。
また厳しい状況に戻るということです。
人間ですからある程度の年齢を重ねるとなかなか性格や
考え方を変えるのは難しいと思いますが、理解できなくても
理解しようとする姿勢があれば救いになります。
もちろん私と経営者で怒鳴りあうぐらいの議論も
交わしてきましたが、その姿勢が見えない限りは
改善は一時しのぎとなります。
何をぶつかっているのかというと、その経営者は人を育てる
気がないということです。
正確にいうと育てる気はあるが自分で社員をつぶしているのに
気づいていないということです。
人を育てる方法はいろいろとありますが、良い方法のひとつして
『任せてみる』、『チャレンジさせる』、そしてもし失敗しても
めげずにもう一度トライさせる。失敗は上司が責任をとる。
その経営者のやり方は、任せずにすべて自分の考え通りに
動かすロボットを作ることに必死になっています。
社員の動きが思うようにいかず失敗したら、社員の悪口を連呼。
社員を怒りまくり、怒られた社員は縮こまり自発的に動くことを
やめ怒られないように言われたことをいわれた通りに動いていく
ロボットになります。
そしてうまく社員が思うように動かないものだから結局自分で
動くしかなく、忙しい忙しいとぼやいていく。
経営者と社員は親と子の関係と一緒です。
親が子供の悪口をいい本当に子供は育つのだろうか?
子供を育てる良い方法は自分の背中で示していくことでは
ないでしょうか?
うまくいかないときほど、社員が失敗したときほど、
人を責める前に自分に目を向けることが大きなポイントです。
名言『子供は親の言うことは聞かないが、真似はする』
これからも議論を続けていくつもりです。
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