経営改善への道 vol.1

M.Hargis

2011年04月25日 22:07

新しくシリーズを始めました。

題して『経営改善への道』。

厳しい会社をどのように立て直すのかを
シリーズかしてみます。 

人の数だけ人間の性格も千差万別なように、
会社の数だけ、会社の性格も千差万別です。

必ずしも改善フローが全ての会社に当てはまるとは
限りませんが、基本形ということで。

まず、改善を行うに当たり『何が問題なのか?』
という事を明確にしないといけません。

各論的な問題点を羅列してそこにメスをいれても
根本的な解決になりません。
経営改善を行うには、根本的な問題点に手を
突っ込まなくてはなりません。
そして大事な事は、根本的な問題点はそう簡単には
解決できず、相当腹をくくって、相当なエネルギー
を使って取り組まないとまず解決できないという事を
理解しなければなりません。
今まで長年経営をやってきた人間でもなかなか解決
できなった問題はそう簡単には解決できないということです。
 
逆に言えばその重大改善ポイントを解決できれば
未来への道は大きく開かれるはずです。
 
話を戻しまして、『何が問題なのか?』を明確
にしなければなりません。
 
企業の問題点や課題点はいろいろとありますが、
根本的、中心的な問題点をカテゴライズするために

『上下左右』方式

で考えます。

上下左右は以下の用に定義します。

上 = 経営に対する経営者の考え方 ≒ 人間力

下 = 経営を支える仕組み     ≒ 経営力

右 = 財務力           ≒ 資金繰り

左 = 収益力           ≒ 利益

というように分解して問題点を考えます。

詳しくはまた後日にしますが、上下左右で一番大事なのは。。
『上』の『経営に対する経営者の考え方 ≒ 人間力』であります。
人によっては資金繰り、人によっては利益という人もいるでしょう、
しかしながらどんなに利益を獲得しても、どんなに資金繰りに余裕が
あっても、根本となる考え方が歪んでいたら最終的に企業は
傾きます。
傾かなかったとしてもそこに幸福はなく、何のために
経営者と社員で力をあわせて頑張ってきたのかと根本的な問題に行き当たります。

そこに幸福の理念がなければ人は去っていきます、そんなものです。

経営に対する考え方が歪んでいるようであれば
最初から改善なんかしない方がいいことも。。。

それではまた次回に

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